連日、兄弟イノシシが箱罠センサー実験場へやってきています。
一方、最初に来ていたお腹の大きなイノシシは、どこの餌場にも顔を出さなくなりました。
タイミング的には今が兄弟イノシシ捕獲のチャンスと思われるので、箱罠への誘引を開始することにしました。
誘引前(週頭)の状況ですが、箱罠扉前と箱罠横の撒き餌を食べています。
この状況を見る限りは、箱罠を警戒している様子で近くには寄ってこようとしていませんので、誘引作業が必要そうです。
〇 誘引1回目
箱罠前には、古い餌をばらまいているのですが、それを遠巻きに食べてるだけのようです。
捕獲までは、まだまだかかりそうな感じです。
〇 誘引2回目
カメラ前の餌をやめ、全体的に少し箱罠に近づけています。
誘引1回目よりは、箱罠に近づいてきているように見えます。
箱罠前のイノシシも少し扉に近づいてきたように思えます。
このイノシシ兄弟は、この後約2時間程、餌を漁っていました。
〇 誘引3回目
木の前に置いた餌は、さらに30cm程度ずらして餌の量を減らした上で、箱罠付近へ移動しました。
箱罠前の餌は、扉境界付近まで移動しました。
ですが、やっちゃったみたいです。誘引失敗?
ほんの少しだけ箱罠側に移動しただけなのですが、近づいてきませんでした。
仕方ないので、餌まで軽く撒き餌をして、今の位置でなんとか食べさせてみようと考えていましたが、この日以降、この罠へは行けず、確認できなくなってしまいました。
落雷で大木が倒れて道をふさいでおり、車輛も人も近づけない状況です。
週末に倒木の片づけを行った後、再開する予定ですが、かなり大変そうな感じです。
ちなみに、この撮影に使っているトレイルカメラの後ろの状況ですが、こんな感じでボッコボコです。
箱罠の設置場所以外は、クレーターだらけになっています。
まあ、森の中に突然と箱罠が現れるわけですから、警戒しないわけがないですよねぇ…

しょんぼりしながら撮影した画像をチェックしていたのですが、次の日に期待の持てる画像がありました。撮影最後の画像ですが、なんと、箱罠入口の餌を食べていました。
画像が暗くてイノシシの目だけで判別していますが、入口方向に向かっているように見えます。
判断に迷うところではありますが、入口まで来たように思えるので、このまま誘引作業を続けようと考えています。
〇 箱罠に寄ってきた動物たち
今週は天気が悪く、大荒れでしたので箱罠センサーを設置している場所以外は、閑散としていました。
偶然なのか、ここにもキツネが現れました。
もしかして、イノシシの後を追いかけているのでしょうか。