RICOH Theta マウント #12

THETAマウント

アームを取り付け動作させた結果、少々トラブルが発生し対応のため1週お休みさせていただきました。
1週遅れましたが、動作確認できました。

■ 動作確認 Part1(USBシリアル)

RICOH Thetaマウントはリモートワーク時の機材監視カメラとして使用するので、PCツールから撮影の開始、停止などを指示できるようにしてあります。
下記は、電源ON→再生ソフト接続→再生ソフト切断→電源OFFの一連の流れを撮影したものです。
結果としては期待通りでした。
アームは1mm程度上下する仕組みになっているので、見た目はあまりわからないかもしれませんが、ちゃんと動作しています。

(USBシリアルの動作テスト)

この時撮影した画像は、下記のような感じになりました。
オレンジの線で囲った部分がマウント部分です。
魚眼画像を見る限りでは、意外にマウントは映り込んでいない感じです。
気になるのは、基板の電源LEDが見えちゃってます・・・
安直ですが、運用してみて気になる場合には、黒テープでも張って隠しておくことにしようと思います。

撮影結果

■ 動作確認 Part2(手動操作)

実際に手動で操作するシチュエーションは少ないと思いますが、一応、ケースの側面を触ると電源のON/OFF操作ができるようにしてあります。PCと接続しないで使用することはないと思いますが、ON/OFFは手動でもできるようにしておいた方がよいかと思い装備してあります。
今回は、ボタンを設けるスペースがなかったのと、タッチセンサーが使ってみたかったのでケースタッチで動くようにしてみました。
画像は、USBシリアルと同様なので、割愛しています。

手動動作テスト

■ その他確認項目

物理的に電源がON/OFFされるかどうか以外に、下記の点も確認しました。
① 電源ON/OFFに連動して、カメラ冷却用ファンが動作すること
連動して動作することを確認しました。
少し音がうるさい感じもしますが正常動作しています。
周りに響く感じではないので、大丈夫かと思います。
② 連続撮影に耐えられること
室温28℃では数時間正常動作しました。
室温34℃では、20分でサーマルシャットダウンしてしまいました。
オフィスでの使用では問題ないとおもいますが、気になる感じです。
冷却効率が悪いことも考えられるので、今後、風向調整パドルを後付けし改良しようと思います。
③ 電源ボタンを押してから離すまでの時間
THETAは電源ボタンを押したままだと7秒で電源をOFFしてしまいます。
(ということを最近知った)
実は、結構きわどて私のマウントは電源ONした後、ボタンを離すまでに6~7秒かかってます。
ギリギリなので、少し余裕を持たせたい感じがしています。
こちらも、今後改良する手立てがあれば、挑戦してみようと思います。

長かったですが、とりあえずは、実用レベルにはなったと思います。
まだもう少し、このマウントは自宅で検証と周辺装置の開発に使うので、②、③は、その間に対策できれば、対応していこうと思います。

■ 補足

ある方から「アームの動きが少ないので相当調整したんだね」と尋ねられました。
調整は必要なのですが、電源ボタンをONする仕組みは下記のような感じになっていて、特定位置でONされます。THETAの固定強度に依存するので、一度THETAを外すと調整は必要になるかもしれませんが、外さない限りはほぼ一定となります。
欠点は、特定範囲内の移動しかできないので、適正範囲を超えるとTHETA またはマウントが壊れます。
今のところは、いい感じで動いてくれています。

アームの上下動と連動して、ボタンを押すための突起が穴にひかかって飛び出したり、引っ込んだりする

■ 次週

次週は、制御ソフトを用意していこうと思います。
まだ、方針は固ってはいないですが、今後の拡張も加味して都合のよい環境で用意しようと思います。
不定期更新になるかもしれないですが、でき次第掲載する予定です。もしよかったら、またのぞいてやってください。

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