市販くくり罠(イノシシホイホイ)でイノシシ捕獲を目指す – 「わなばれ」対策 Part2 感触/違和感の改善(備忘録) #6

ハンティング

1年経過してしまいましたが、新たに追加しているTIPSを備忘録として追記しました。
有害駆除期間中に試したところでは、以前に「わなばれ」対策編 #4で概ねうまく運用できています。昨年に比べると、随分と捕獲率が上がったように思います。

私の「わなばれ」仮説は、「イノシシは地面の違和感を読み取り歩みを止める」ということでした。
違和感をなくすための対策として、「適度な負荷」と「アーム起動時間の短縮」を行いました。
最近は、これ以外にもう一つ気を付けていることがあります。
くくり罠をされている方なら常識なのでしょうが、皿にのせる「盛り土」の固さです。

イノホイさんのわなは、下記のような形状をしていますが、皿部分に土を盛ります。
このような「わな」形状の場合、適当に掘った表土を載せてしまいがちですが、周囲の土と同じような感触に仕上げるとわなばれが減るように思います。
私は、わなに土を載せる際に自然に仕上げるために「ふるい」を使うのですが、「ふるい」だけで仕上げると、明らかに触感が周囲の土と違い、違和感を与えるのだとおもいます。

最近は、対策として土を2段階で載せるようにしています。
わなを準備する際(セットする前)に、周囲の地面の固さになるように、皿の中心部に手で挟むようにして土を盛って固めます。
自分の猟場は、ほぼ粘土質で湿り気がある土なので、このひと手間がないと違和感があります。
自分が手で触っても違和感を感じ取ることができます。
ここで気を付けないといけないのは、アーム付近はあまり圧縮しないようにしないと、わなの動作が鈍くなります。
また、わなの盛り土が周囲より高くなると違和感を与えるので、面一か、やや低めになるように盛ります。

設置後に「ふるい」で周囲の腐葉土や掘った土を使って「わな」の表面を艤装します。
においけしの為に杉やヒノキの腐葉土を使う方もおられるようですが、私はそのまま表土を使っています。
あとは、石や枝などで足を誘導しつつ、見た目が周囲と同じになるように仕上げます。

餌による誘導、獣道設置等、設置方法は色々ありますが、「わなの違和感」の軽減はどの方法でも共通のTIPSだとおもいます。

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