わなの見回り くくり罠 不調脱出? (2024/11/19)

ハンティング

昨晩(23時くらい)に「ハジキセンサー」の反応があったのですが、反応のあった場所は猟期しょっぱなに「アナグマ」のかかった付近でした。
さらに、本日は昨日からの大雨で、アナグマを捕獲した時と同じ状況ですので悪い予感しかしません。
「今回は、アナグマであっても狩るかぁ、地球一おいしい肉らしいし…」とあきらめ気味に出発しました。
気分も乗らないのと、変な予感もあったので、現場に直行する前に、別のわなの見回りから行うことにしまた。
最初に立ち寄ったわなは、大雨が降ると近くの沢が危険なので、昨日は見回りをしませんでした。

予感的中で、今期の捕獲目標であったシカがいました。
現場は、誰も来ないような山の中にあり、「ハジキセンサー」も届かない山の入り組んだ場所です。
(只今、ハジキセンサーの死角をなくす装置の設計中です。うまくいけば、最大半径20km、電源無交換で、山の影もカバーできる予定です。)
おいそれと近寄れない場所にわなを設置してあるので、見回りは遠くからカメラで確認しました。
恐らく、状況からすると、かかったのは、一昨日の夜中だとおもいます。
わなのかかった前足の関節が全て脱臼しており、かわいそうなことをしてしまいました。
今期の捕獲目標であったシカでしたが、内心はうれしくはないです。
農業被害の面では、シカは、イノシシよりも手が付けられないので、自分の猟場では、わなにかからないことを祈っていました。
また、シカが出るとイノシシがエリアから消えるという報告もあります。
最近はシカの気配が消えていたので、通りすがりだったのかと安心していたのですが、そうではなさそうです。

わなを仕掛けていた箇所は、下記のような場所です。
獣道は、狭い上、山を横向きに走っているので、くくり罠に最適な場所でした。
ちょうど、上り坂を上ったところで足をついた跡があったので、そこに仕掛けました。
空はじき防止のために、落ちていた石で獲物の足を誘導したのですが、うまくハマったようです。
ちなみに、自分は周囲にヌタ場やイノシシの掘り返しがあったので、イノシシの足跡だと思い込んで掛けていました。
まだまだヘタッピです…

矢印方向に獲物は移動してると思われる

大きさは、こんな感じの成獣で、若いわりに結構デカかったです。
重い上に、雨の中で山から引き出すのが大変だったので、崖を転がしておろしました。

気になっていた予感が的中したところで、いよいよ問題の「ハジキセンサー」反応場所へ…
現場へ行ってみると、なんと、アナグマではなく、小ぶりのイノシシちゃんがいるではないですか!!
イノシシにわなを見破られて半ばあきらめていた小林式試行エリアでの捕獲です。
雨でわなの匂いが消えたせいなのか、奇跡的にかかりました。
ですが、奇妙なことに近寄ってもピクリともしません。
もしかして、これがうわさに聞く、ショック死?
まれに、箱わなやくくりわなにかかったイノシシがショックで突然死することがあるみたいです。

ショック死したのかな?と思ったのですが、棒で突っつくと元気よく暴れ始めました。
きっと、疲れて寝てしまったのでしょうね。
鼻を取ろうと思ったのですが、外してしまい、はなどころか頭を括ってしまいました。
幸い、大物ではなかったので、このまま捕獲しました。

大きさ的には、このようなサイズでした。
小ぶりのメスですが、脂がのっておりおいしそうです。

この日は、天候が悪く、天候を見ながらの作業となり、中断/再開を繰り返したので、無駄に時間がかかりました。しかも、2頭同時にかかってしまったので、諸々の処置が終わったのは夕方でした。
早朝に朝ごはんを食べてから、飲まず食わずで作業していたので、体も頭もクタクタです。

正直、明日、明後日は、わなにかかってほしくないなぁ…と思っています。
真夏の有害獣駆除を思い出しました…
ですが、不猟で「今期獲れないかも?」と心配していたので、正直ホットしています。

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