今週は、継続して破棄栗を使って誘因を行っています。
今週は一日置きに来る程度でしたので箱わなの中にまで入ってこない状況で終ってしまいました。
ですが、現在誘引しているイノシシ達に関して前から疑問であったことが一つ判明しました。
ウリ坊軍団ではなくて、ちゃんと母ちゃんがついていました。
箱わな慣れしているのか、入口を確認しているようです。伊達に長生きしていないです。
あと、栗をえさとして投入しているにも関わらず、なぜ不定期にしかこないのか想像してみたのですが、箱わなにイノシシが寄ってこない日は、決まって下記のようにヌカは散らされ栗だけが奪われています。
このような状況では、イノシシは捕獲のリスクを冒してまでヌカを食べません。
近くに農耕放棄された栗の木があるので、そちらで大好物を食べればよいだけです。
おそらくですが、カメラで捉えることもできないので、体温が低いか相当小さな動物のような気がします。水生動物か、リスのような小動物か…
現在、対策検討中ですが…手持ちの道具がないか実家を調査中です。
我が家の栗畑のその後
前回、我が家の栗畑がイノシシにあらされたのですが、いまだに攻防戦が続いています。
侵入経路を探ったところ、なんと「栗のイガ」と「破棄栗」が侵入経路付近に多量に破棄されており、イノシシが誘引されていたことが判明。
しかも複数個所に撒き餌がされており、ウリ坊だけでなく家族で押し寄せています。
ウリ坊がまず突入路をこじ開け、親が力業で柵をなぎ倒していました。
イノシシを誘引した犯人は、父でした。
昨年もイノシシに侵入されたのですが、その時に誘引したのも父でした。
ボケが入っているので、何度言ってもわかっていないようで困ったものです。
こういう時に限って、悪いことは重なるもので、コイツが罠にかかってしまい、イノシシの警戒レベルが上がってしまいました。
しばらくは、イノシシを括るのに苦労しそうな感じです。
イノシシに栗を食い尽くされるのが早いか、イノシシを括るのが早いか。
たぶん専守防衛は不利なので、敗戦濃厚ですね…
しかたないので、放獣したのですが、アナグマやタヌキはコンテナ等を被せると中で落ち着いてしまいます。今回もしばらくまっても逃げませんでした。(携帯で撮影したのでフレームがぶれています。)
コンテナをノックしても反応がないので、笹でつっついたのですがダメでした。
最後は被せていたイノシシ運搬用コンテナをはぎ取ってお引き取りしていただきました。
(コンテナの上に噛まれた時のためにしていた皮手袋を置いたままでした💦)
アナグマ、タヌキはすでに今年5頭くらいは括ったような気がします。
放獣処置はお陰様でかなりうまくなったと思います。
その他捕獲拠点の状況
その他の捕獲拠点も箱わなに慣れてきた様子があるので、くくり罠を投入しつつあります。
この日は、先日ウリ坊を獲ったところに仕掛けていたのですが、獲物に逃げられてました。
私は、朝用事があったので、昼過ぎに現場に到着したのですが、下記のような散々な状況でした。
空はじきではなく、強引に手を抜いた感じでした。(毛がついていました)
このわなは、昨年対イノシシ用に熟成させたくくり罠です。
こちらの犯人は、おそらくアナグマではないかと想像します。
この日はアナグマ2連荘でおわりました。
箱わな用兵器?
予想以上に有害獣駆除活動で時間を圧迫されていましたが、やっと箱わな用兵器のテストに入れました。
基板のデバッグとファームの機能テストは終了し、現在はバッテリー動作チェック中です。
紙で覆っている部分がありますが、気にせずに。
現在、並行してケースを設計中です。
ケースが出来上がったら実践投入して運用試験、データどりを行おうと思っています。
箱わなは保定が安全に行える反面、色々と運用面で難しいことや時間のかかる作業が結構あります。
それらを解消可能な仕組みができればと思っています。
幸運なことに、今期は獲物が想像以上に獲れましたので、色々と問題点や知見を得ることができたのが収穫です。農家さんが生体センサーとして活動されているのはデカかったです。
ですが、さすがに雪が積もるとそうはいかないので、やはり機械化が必要ですかね…
こちらも課題があるので要検討です。