例の親子イノシシは、少し食いつきが悪くなっています。
今まで欠かさず通ってきてくれていたのですが、ここ数日はアナグマ、シカ等もあらわれてしまった影響なのか、一日おきくらいにしか来なくなっていました。
さらに、この日は、運が悪いことに、自分が管理している別の箱わな(ウリ坊用)にウリ坊がかかってしまいました。
軽く1km以上離れてはいますが、捕らえられたウリ坊は、同じ群れの子供たちだと思います。
その影響なのか、本命の箱わなも警戒度が上がってしまい、少し疑われているように見えます。
ウリ坊も奥には入らない状況となってしまったので、しばらく我慢、知恵比べが続きそうです。
本命以外の2つの箱わなは、農家さんの畑防護用の箱わななので、ウリ坊だろうが根こそぎ獲る設定にしてあります。(農作物を防御が最優先なので、多少かかりが悪くなっても致し方なしです…歯がゆい感じです。)
自分の受け持ち区域は栗栽培をされている方が多いので、9月の収穫時期までに少しでも減らすことが優先となりそうです。
ちなみに、箱わな達ですが、わなの作動センサーを付けないで運用しています。
くくり罠には作動センサーがほぼ必須なのに、なぜ、箱わなでは不要なのか、理由があります。
実は、毎日(休みなし)、朝晩自分の代わりに見回りをしてくれる沢山の生きたセンサーがおられまして、入っていると一報(電話)をくれます。ほぼ、リアルタイムです。(早朝、夜等お構いなしです)
連絡をもらって、すぐに止め刺しの準備をして出動できるという、DXならぬAX(Analog Transformation?)が機能しております。
しかもバッテリー交換も不要という優れもの。
くくり罠は、人気のない山の中で運用しますが、箱わなは道沿いの見える場所にあるので、生きたセンサーにより、毎日観察され、通報されるというわけです。(たまに止め刺し見学者もいます)
これだから、田舎は凄い…
最近はよくウリ坊がかかるので、山の中にも関わらず散歩をする人(主にお年寄り)が増えました。