修理 携帯型LEDライト

休日

壊れるときには、色々と壊れるもので、ファンヒーターに続き、昼休憩に本を読む際に使用している携帯型ライトが壊れてしまいました。
携帯型LEDライトは充電 or USB接続で使用するタイプのモノです。
症状としては、USBを接続しても充電しません。

まずは、ケースをあけてみます。
ケースをあけて基板をみた瞬間に原因は判明しました。
USBコネクタがポロっと外れてます。写真を撮り忘れたのですが、USBコネクタとともに、GND、+5Vのパターンも、完全にはがれて切れてしまっています。

修理ですが、パターン再生から。
GND、+5Vが取れる箇所を探して、そこから配線を這わせます。
今回はMicroUSB用のPADと配線パターン再生で、少し、配線が細いので、ジュンフロン線の芯を使いました。
最初に緑色のレジデントマスクを塗って、絶縁と配線の固定を行いました。
プロの基板修理屋さんは、銅箔を切り出してきれいに再生するようですが、私の腕ではちょっと無理なので、こんな感じで再生させました。

基板配線再生

あとは、USBコネクタをはんだ付けします。下の写真では、少しコネクタ回りが濡れたように見えますが、これは、はんだ付けした後に100均のUVレジンで補強しました。
今回の根本的な故障原因は、MicroUSBコネクタ部品にあります。
照明に使われているMicroUSBコネクタは、表面実装品ですが、補強用のピンのないタイプです。
このタイプを抜き差し頻度の高い箇所に使用すると、「はんだクラック」や「パターンはがれ」が発生しやすい部品です。
再発防止とまではいかないですが、多少なりとも補強しておこうと思い、コネクタ端子、コネクタをレジンで基板に固定しました。

MicroUSBコネクタはんだ付け
UVレジン硬化。手抜きでピンセットでライトを支えてます(^^;)

あとは、外しておいたバッテリーなどの配線をはんだ付けしなおして元に戻します。

配線はんだ付け

配線のはんだ付けまでおこなったところで、仮組状態で動作確認しました。
問題はなかったので、そのまま、組み立てました。(右上のチューブは100均のUVレジンです)

ケース取付

あとは動作確認を残すのみです。
バッテリー充電は、念のため安定化電源を使って充電過程をチェックしました。
問題なく電流値が下がっていき、充電完了とともに0Aになることを確認しました。

充電確認(あともうちょい)

充電完了後に動作確認を行った結果、無事復活しました。(横にして、ライトを点灯させてます)
古いライトなので、買いなおしてもよかったのですが、少しもったいなかったので修理しました。
修理は成功しましたし、LEDはまだ明るいので、もうしばらくの間頑張ってもらおうと思います。

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