前回、わなばれと思われる現象を再現することができました。
今回は、現象のまとめと対策方法を検討します。
まずは、現象発生時の状況ですが、下記のような状態でわなが発動しないで止まった状態になります。
今回は、負荷を10Kg以上に設定したかったので、竹串とつまようじを併用しています。
このため、負荷の竹串が踏板に押され、しばらく折れずに下がってしまいます。
竹串は固いのでしばらく折れないで、踏板を踏まれた際にしばらく折れないでそのまま踏板と一緒に下がってしまいます。
このため、わなが発動するまでにしばらく時間がかかる上、発動までの間、振動と音がするため、イノシシにばれてしまい、足の歩みを止めてしまうことが原因ではないかと考えました。
その他のアームやくくりワイヤーによる振動もあるにはありますが、この現象と比べればごく少ない上に対処の方法がありません。
■ 対策案
2つの対応方法を考えてみました。
要は、ある一定負荷がかかった瞬間に発動してくれればよいので、それを念頭に2つほど対応方法を考えました。設置条件(地質や地面の湿気等の状態)により、敷設できなかったり、改造ですと後戻りできないからです。
〇 負荷材料の変更
現状つまようじと竹串で負荷を作っていますが、これを折れやすいつまようじだけで負荷を設定しなおします。地面をしっかりと固め、つまようじを地中に長めに差し込めば、竹串と違い、傾く前に折れるはずです。
メリットとしては、踏板を改造することなく、負荷を変えるだけなので、比較的簡単に現在埋設しているわなに適用できます。
デメリットとしては、つまようじ×4本の負荷は5Kg超程度しかありませんで、空はじきの確率は上がります。
〇 踏板の改造
元々、イノホイのイノシシホイホイはネジで負荷調整を行うようになっています。
この部分を改造して、よりよい負荷をかけれられるようにしようと思います。
下記印部分のねじ穴を貫通させて、つまようじを挿せるようにするだけです。
この負荷の効果は、大体10Kg程度で、なかなか理想的な負荷になりました。
さらに、わなが発動しないギリギリのところまでアームを移動することで、発動までの違和感もなさそうです。実験では、つまようじをそのまま挿していますが、実際に設置する際には不要な部分は誤動作の元ですのでカットすることになるかと思います。
■フィールドへの投入
2つの案について両方とも投入してみることにしました。
「踏板の改造」は負荷が理想的で、効果があれば、後者で統一したい感じがします。
ですが、後戻りできないので、「負荷材料の変更」と併用して様子を見てみようと思います。
■ 次回
フィールド投入結果が判明すれば、次回結果をお知らせしようと思います。
ですが、ちょうどイノシシの突然消える時期と重なっており、イノシシがかかるかどうかは、運しだいとなります。報告できない場合には、御勘弁いただければと思います。
よろしければ、また見ていただけると幸いです。