LoRa(Long Range) わな作動センサー無線機 – 親機、子機部品実装、ESP32-WROOM-32E書き込みジグ制作編 #3

WORKS-hunting

前回は、親機、子機の基板のソルダーマスクまで塗布しました。
今回は、部品実装と基本的なデバッグを行います。
電気的なチェックとともに、親機、子機のファーム書き込みジグを制作します。
子機、親機ともそれぞれ、ATTINY202-SSNR、ESP32-WROOM-32Eとも基板に直付けしますので、書き込みジグが必要となります。
以前、ATTINY202-SSNRは、Arduino Unoを使用した書き込みジグを作りましたので、子機基板への接続方法を設ければよいと思います。
親機は、ESP32-WROOM-32Eの書き込みジグから用意する必要がありますので、手持ちのモジュールや部品を使いながら用意します。

■ 部品実装、基本的なバグ対応

〇 部品実装

部品実装は、セオリー通りに背丈の低い部品から順番に実装しています。
背丈の高い部品を最初に実装してしまうと、はんだ付けの際に邪魔になるからです。
親機、子機ともに部品を手はんだで実装しました。

子基板部品実装

〇 基本的なバグ

子機の部品実装中に基本的なバグが見つかってしまいました。
自分の愚かさに絶句です。親機、子機ともに3.3vの電源生成用にAMS1117を搭載しているのですが、なぜかパッケージを間違えて、表面実装部品ではなくピンのあるDIP品を選択していました。

AMS1117パッケージ間違え

AMS1117のパッケージ品はもっていませんので、暫定的に、表面実装品のAMS1117をユニバーサル基板上に実装し、DIP部品の代わりとしました。
この部品の上部にはLoRa基板が乗るので低くするために脚を切って高さを低くしてます。親機の基板も同様に修正しました。

AMS1117 DIPもどき基板の実装

〇 実装完了

実装完了です。
たまに「はんだくず(はんだボール)」が飛んでショートしていることがあるので、基本的なショートチェックだけは行っておきました。

■ 書き込みジグ制作

〇 ATTINY202-SSNR書き込みジグ

以前に制作した書き込みジグで書き込みできるようにICソケットに挿入するケーブルを制作しました。
ファームウェアの書き込み確認も大丈夫でした。

〇 ESP32-WROMM-32E書き込みジグ

様々な方がジグの設計をやっておられますが、私は下記のようなジグを制作しました。
手持ちのUSBシリアルコンバーターのDTR、RTS信号に同期してリセット、ブートを行うような回路としました。FW_JPに書き込み信号を出すようにしました。
ファームウェアの書き込み、書き込み後のリブートともOKでした。

書き込み装置回路図

適当なユニバーサル基板とシリアルコンバーターを使用したので、少々いびつですがケースを作ってショート防止をしておきました。

■ 次回

今回は、時間切れでここまでです。
基板を同時に2枚設計しているのでどうしても時間がかかってしまい、少々進捗がよくないですが、次回は、実験用ファームウェアの準備を行おうと思います。
またよかったら、のぞいていただけるとありがたいです。

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