基板制作 紫外線 露光機 – 基板固定ジグ編 – 取り付け編 #13

WORKS

今回は、基板固定ジグを紫外線露光機に固定します。
液晶面(紫外線露光面)に対して、ある程度の精度で組み付ける必要があります。
穴あけ精度、ねじ止め精度で失敗すると今までの苦労が水泡に帰する可能性もあるので、柄にもなく慎重に作業しました。

■ 位置決め

位置決めは、下記のように位置を決めました。
液晶に位置決め用のメッシュ(動画では白い線)を表示し、そのメッシュと、基板固定ジグ上のマーカをあわせるように位置を決めます。
基板固定ジグの裏には、あらかじめ両面テープを貼っておき、位置が決まったところで天板に押し付けて仮固定します。

仮固定が終わった後に、基板固定ジグを固定する穴位置を決めます。
両面テープで仮固定したうえで「センター一発」で穴をあけているので、インパクトドライバの振動で位置がずれることもなく、ほぼ真ん中に穴をあけられたと思います。(動画では、穴あけの様子が一部捉えられていませんでした)

■ 基板固定ジグの固定

先ほどあけた穴に固定用のねじを差し込んで、基板固定ジグを固定します。
天板を裏返して、裏から皿ねじを通した後にナットで固定していきます。

天板とケースをねじ止めすれば完成です。

■ 組付け誤差調整

後は、組付け誤差を調整していきます。
組付け時のずれや、変形等がありえますので、基板表面、裏面毎に位置調整を行います。
液晶画面に表示されたマーカーと基板固定ジグ上の入れたマーカーがそろうように調整を行います。
アクリル板を入れた理由は、このような調整方法を行いたかったからです。
動画では少しずれているように見えるかもしれませんが、カメラ位置と画角の関係で少しずれて見えるためです。実際は一致しています。

■ PDF余白調整

組付け調整としては、前章の設定で終わりなのですが、レジデントマスクを露光するには、PDF表示位置の調整が必要です。
PDFには余白が付加されており、それを除去するために、余白位置を指定します。

■ 次回

次回は、以前失敗した電源SW基板を作り直します。
またよかったら、のぞいていただけるとありがたいです。

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