ビルトイン食洗器 ー ミドルタイプからディープタイプへの入れ替え(NPー45MDS9S) 設置編

休日

我が家の食洗器は、ビルトイン食洗器のミドルタイプで、かれこれ15年以上になります。
過去には、一度、水漏れを起こしましたが、修理をして使用していました。
しかしながら、ついに2度目の水漏れが発生したことと、ミドルタイプでは狭いと感じるようになりましたので、思い切ってディープタイプに入れ替えることにしました。
食洗器の入れ替え工事手数料は、それなりに高かそうなので、DIYで入れ替えてみました。

今回購入したビルトイン食洗器は、NP-45MD9S(幅x奥行x高さ=448mm x 627mm x 751mm~851mm)です。ミドルタイプからの入れ替えの場合、そのままではキッチンに入らないので改造を行う必要があります。

■ 設置手順

ミドルタイプからの入れ替えの場合、以下のような手順になるかと思います。

  1. 古い食洗器の取り外し
    食洗器の取り外し手順に従って取り外します。
  2. キッチンの改造
    キッチンのタイプによって改造方法等違います。
    また、同じタイプへの置き換えの場合には、この改造作業は不要かもしれません。
  3. 新しい食洗器の取り付け
    食洗器の取り付けマニュアルに従って取り付けます。

■ 古い食器洗浄機の取り外し(パナソニック製)

〇 準備編

まずは、取り外し作業を開始する前に食器洗浄機のブレーカーを落としておきます。
次に、ビルトイン食器洗浄機の入っている区画とその隣の棚を引き抜いておきます。
これは、丸の部分のように(これ以にもありました)となりの区画からもビルトイン食洗器のフレームをビスで固定してあるので、ビスを引き抜く必要があります。
このビス位置の確認、引き抜き作業のために棚を抜いておきます。

その次に、止水を行なった後に、電源コンセント、給水パイプ、排水ハイプを引き抜きます。
電源コンセント、給水パイプ、排水パイプは、食器洗浄機の下に格納されています。
給水パイプ、排水パイプを外す際には、ビニール等で養生してから引き抜くとよいかと思います。

食器洗浄機の下
パイプ類、コンセントを外したところ

〇 食洗器の固定器具の取り外し

ミドルタイプの食洗器は、下記の印の部分に食洗器を固定している金具が入っています。
固定されているビスをすべて除去します。

右側
上(右側)
上(左側)

下側(矢印方向に金具を移動する)
左側

すべての金具を外した後、ドアを閉じてロックし、以下のようにキッチンから食洗器を引き抜きます。
引き抜く際には、食洗器を支えるための足場を用意しておいた方がよいと思います。
私は、15cmくらいの足場を用意しておき、その上に引き出しました。

食洗器を引き抜くと下記のようにビルトイン食洗器を固定するためのキッチンフレームが丸見えになります。

ミドルタイプからミドルタイプの入れ替えの場合には、このまま、ミドルタイプ取付用フレームを使用して取り付ければよいかと思います。

〇 キッチンの改造

ミドルタイプからディープタイプへ変更する場合、ミドルタイプ取付用フレームは不要なので、取り外さないといけません。まずは、ミドルタイプ取付用フレームを固定しているビスをすべて外します。
ですが、我が家の場合、ビスを外しても、ミドルタイプ取付用フレームは抜けません。このフレームはキッチンを組む際にあらかじめ入れられたもので、ビスを抜いたくらいでは、引き抜けないようになっています。1時間くらい構造解析をやりましたが、内側から分解する術はないと判断しました。
で、意を決してミドルタイプ取付用フレームを壊すことにしました。
壊すのですが、ミドルタイプ取付用フレームの固定ビスは外しておかないと、隣の区画を壊してしまいかねないので、まずは、内側、隣の区画のビスを念入りに外しました。
勇気がいりますが、入念に構造解析した結果を信じて、思い切って作業しました。

〇 ミドルタイプ取付用フレームの構造

下記は、食洗器を設置する区画を端的に表したものです。中断の棚等は端折ってあります。
白い部分が、キッチンの区画で、茶色の部分がミドルタイプ取付用フレーム(外枠)になります。

このミドルタイプ取付用フレームですが、下記の黄色部のようにキッチン区画から抜き出せないような構造となっており、その上で、区画にビスで固定されています。
このような状態ですので、ミドルタイプ取付用フレームは、壊して撤去する必要があります。

さらに、ミドルタイプ取付用フレームには、食洗器を載せるための台と排水、給水、電源を保護する台が付属しています。まずは、棚類を破壊しないことには、フレーム自体も撤去することができない構造です。

〇 棚の解体

棚の解体は、バール等でたたくとかも考えたのですが、色々と壊しそうなので、丸鋸で棚の真ん中を切り落とすことにしました。切るシーンは残念ながら取れていなかったのですが、下記のように真ん中に2本切れ目を入れた後、引き抜きました。棚はダボ止めしてあるので、内側に引っ張らないと抜けません。内側2か所を丸鋸で切り取った後、内側に引き抜いてとりました。

棚を切り落とす前
棚を取った後

同様に横方向にも支えが入っていたので、丸鋸でカットして取り除きました。
下側の黒い部分は、MDFでネイルで止まっていただけなので、金槌でたたいてはずしました。

ここまできたら、側面の板の邪魔な部分を、丸鋸や手のこを使って、少しづつ壊していきます。
下記のような感じになった時には、解析結果があっていたことと、ボンドなど使われていないので、一安心でした。

あとは、きれいにミドルタイプ固定用フレームをきれいに取り除いて、キッチンの改造を終了です。
これでディープタイプの食洗器を入れる準備ができました。

■ ディープタイプ食洗器の設置

ここまでくれば、あとは取り付ける食洗器の設置マニュアルに従って取り付けていくだけとなります。
取り付けるディープタイプ食洗器(NPー45MDS9S)には、設置用の足が付属しています。
足をキッチンの仕様に合わせて、高さ調整、面合わせをおこないます。

調整後、カバーを外して設置用の足をビスで固定します。

あとは、この上に食洗器を近づけ、電源コンセント、給排水パイプを挟まないようにさばいていきます。

この後、このまま設置台の上に乗せて、慎重に押し込んでいきます。

その後、電源コンセント、給排水パイプを接続します。

あとは、目隠しをセットして完成です。
ここまでの作業時間はおよそ4時間。解体作業を慎重に行ったので、少し時間がかかりました。

■ 次回

次回は、簡単な内容になりますが、せっかくの機会ですので、パネル制作を行おうと思います。
本来なら、別売のパネルを取り付ければよいのですが、この部分は、買うとそこそこのお値段でしたので、MDFを加工して自作することにしました。
またよかったら、のぞいていただけるとありがたいです。

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