電気止めさしを完成させていきます。
前回、手元部分を制作しましたので、引き続いて槍先を組み立てていきます。
部品加工は、前回済ませていますので組み立てるだけです。
■ 槍先の組み立て
まずは、手元部分の塩ビパイプとジョイントを通電針用の電線を通した上で、接着します。
次に槍先まで電線を通した上で、通電針と電線を接続します。
次に、通電針を槍先にねじ止めします。
槍が長いので、間違って目でも突くと危ないので、キャップを被せておきます。
あとは、槍先と手元部のジョイントを接着剤で接続します。
ねじ止めした部分は、念のため絶縁テープを巻いておきました。
下記のような感じで長さ約150cmの槍のできあがりです。
この後、部品はもう1本分ありましたので予備も作成しました。
様々な方が電気止め刺しを使用されている動画を見たのですが、その中に、槍部分をイノシシに奪われるシーンがありました。かなりショッキングでしたので、もしものために予備を作成しました。
■ 動作確認
動作確認といっても、実際に何かに刺してみるわけにもいきませんので、電源と接続して電圧測定を行いました。下記のようにバッテリー、インバーター、電気止め刺しを接続し、インバーターの電源をいれます。
続いて、電源SWをオンにして、通電針とバッテリークリップ間の電圧を測定します。
手元部から通電針まで長すぎて、フレームに収まりませんでしたので、手元のみ撮影しました。
テスターは、バッテリークリップ/通電針間の電圧を計測しています。
通電時に71Vなのは、ジャンプアップスターターの電圧が15V付近だったためです。
満充電しないように気を付けないといけないのは、少々面倒ですが、仕方ないです。
通電中に電気止め刺し機を触って、感電等しないことを確認しました。
一応計測前にテスターで計測していますので大丈夫とはわかっていますが、恐る恐るちょんちょんと素手で触って確かめた後に触りました。
あと、槍先とクリップにAC 100V LEDスタンドを接続して、発光することを確認しました。
■ 完成
これで一応機能する電気止め刺し機は完成しました。
初めてにしては、それなりにいい感じにできたと思います。
自分なりに安全性や強度を考える機会も得たので、意外に楽しく制作しました。
ただ、今回制作してみて、下記の改善点があるように思いました。
これらの改善点については、実際に使用しながら改良を加えていこうと思います。
- インバーター、ジャンプアップスターターの携帯方法
インバーター、ジャンプアップスターターは、2つもユニットがあるので邪魔くさいです。
そのままでは、ちょっと携帯に不便ですので、ケースまたはバッグ等に入れて運用する必要がありそうです。 - 槍部分の長さ
運用してみないとまだわからないですが、1.5mは少し長すぎたかもしれません。
箱わなで運用する場合は、もう少し短かい方が使い勝手が良かったかもしれません。
すこし、運用を行ってみて長さの調整を行おうと思います。 - ジャンプアップスターターとインバーターの組み合わせ
これが一番面倒です。今回の選択ですと、ジャンプアップスターターの出力電圧が15V以下になるように充電するしかありません。
ジャンプアップスターターの充電方法は工夫の必要がありそうです。
今は、満充電した後に適当に消費して出力電圧を15Vにするなどしていますが、手間がかかり、本当に面倒くさいです。充電ジグを制作しようかなと思ったくらいでした。
Amazonを眺めていると、格安でつかえそうな充電モジュールを見つけました。これを使えば簡単に充電器が作れそうです。
■ 次回
次回は、電気止め刺し機の付属品を作ろうと考えています。
よかったらまた覗いていただけるとうれしいです。