前回は、通電針を制作しましたが、今回は、槍本体の部品を制作していこうと思います。
部品数自体はそれほど多くはないのですが、少々加工作業が必要となります。
とはいっても、私も一応会社員ですので夜なべの毎日となりました。
■ 部品一覧
結構部品がありますので、装備部品(電源SW、コンセント、etc)と、槍本体の構成部品を分けて説明させていただきます。
〇 装備部品
下図は、部品を大体の位置に並べたものです。
No. | 部品名称 | 説明 |
① | 通電針 | 前回制作した通電針となります。 |
② | バッテリークリップ | 箱わなに接続するクリップとなります。 クリップには、エーモンバッテリークリップを使用しました。 |
③ | 電源SW | 電気止め刺しの手元電源SWとなります。 工作で使用した残りのロッカーSWを使用しました。 |
④ | ブレーカー | 気休めにインバーター保護用に装着したブレーカーです。 |
⑤ | 電源コンセント3P | アース付きの電源コンセントを使用しました。 何かの部品をばらした時のモノがあったので、使用しました。 |
⑥ | 電源SW固定用ケース | 3Dプリンタで電源SWを内径 Φ20mmの塩ビパイプ、鉄パイプに装着するための部品を作りました。M3ネジで鉄パイプに電源SWを固定するための部品です。 |
⑦ | ブレーカーケース | ブレーカーを鉄パイプの後ろに固定するための部品です。 3Dプリンタで作成しました。後々メンテナンスできるようにブレーカーケース固定用部品にねじ込んで止めるようになってます。 |
電気系統の接続は、撮影できていませんでしたが、下記のような接続金具を駆使して電源SW、バッテリークリップ、電源コンセントなどの部品と接続しました。同様に通電針も接続する予定です。
〇 槍本体
槍本体は、塩ビパイプと鉄パイプでつくりました。
写真の部品は、採寸してカットした後の部品です。
No | 部品名称 | 説明 |
⑧ | 塩ビパイプ 内径Φ16mm 長さ:1m | 電気止め刺しの先端側となります。 檻の間から差し込んで使用するので、細身にしています。 正直、結構たわみます。 |
⑨ | 塩ビジョイント 内径Φ16mm/Φ20mm | ⑧と⑩の接合用の塩ビジョイントです。 |
⑩ | 塩ビパイプ 内径Φ20mm 長さ:適当(おそらく25cmくらい) | 持ち手と電源SWの固定を兼ねていますので、少し太い塩ビパイプとしました。また、内部に鉄パイプを通す都合上、内径Φ20mmとしています。 |
⑪ | 鉄パイプ 外径19mm 長さ50cm | 感電防止のアースと持ち手の補強を兼ねてます。 何かの理由で漏電した場合に、この部分を通してアースに電気が流れるようにしています。 |
■ 部品の制作
塩ビパイプのカットは、パイプカッターを使用しました。鉄パイプはグラインダーでカットしました。
パイプカッターは、使う度に感心する道具です。私は、この道具を考えた人は天才だと思います。
基本的な加工方法は、切って穴をあけていけばいいのですが、結構時間がかかります。
一番大変だったのは、鉄パイプ、塩ビパイプには、電源SWの穴をあけることでしょうか。
下記のようにいったんドリルである程度あけた後、グラインダーで削って整えました。
パイプや通電針を固定するネジ穴は、ずれないように3Dプリンタで下記のような位置合わせ用ジグを作り穴をあけました。
次に、開けた穴にネジをとおし、部品を固定していきます。
まずは、手元側から組み立てていきます。
鉄パイプと手元部分の塩ビパイプをいったん仮固定しました。
電源SWを取り付けるのに、固定しておいた方がやりやすかったので、ここでは仮固定です。
このように手元部分まで組み立てを終わりました。
残るは槍先の固定です。
■ 次回
次回は、止めさし槍を仕上げます。
よかったらまた覗いていただけるとうれしいです