新年あけましておめでとうございます。
今回は、グラインダー修理を仕上げます。
前回に引き続き、グラインダーをくみ上げていきますが、その前に少し改造を加えます。
古いグラインダーですので、色々と設計が古く使い勝手がよくありません。
どうせ修理するなら、少しでも使えるように改良しようと思います。
■ 改造 その1
小ネタですが、グラインダーのモーターを隠すカバーにひと手間加えました。
電源コードをそのまま出すと、後々問題を起こしてしまう可能性があるので、3Dプリンタで電源ケーブルの引き抜き防止用のキャップを作って装着しました。
電源コードの太さぴったりに設計しましたので、容易には抜けないように仕上がったと思います。
元々は何もついていなかったのですが、引き抜き防止用キャップなしでは、電源コードのよじれや、コンセント引き抜きによる負荷が接続部分にダメージを与えることになります。
■ 改造 その2
もう一枚のモーターカバーには、4つほど穴をあけて、ねじを切っておきました。
これは、後ほど紹介する電源SW等々のユニットを装着するために用意しました。
■ 改造 その3
今回は、電源SWと回転速度調整用PWMを搭載しました。
部材の素材や大きさ等によって少し回転速度を調整したかったので、搭載することにしました。
PWMは前にも使用したことのある部品を使用しました。
接続するものによって調整が必要ですが、実使用に耐えられる上、安価です。
ケースへの収納、電源ケーブルの接続は、部品の組み立て安さも考慮し、手もとにあったワンタッチコネクタを使用することにしました。
これらの部品は、ケースへ収納して使用します。
ケースは、こちらも手もとにあったアルミケースを改造して収納することにしました。
アルミケースをハンドニプラー、ドリル、やすりで削り部品収納ケースを作りました。
削ったり、穴をあける位置にケガキを行いケースを作っていきます。
加工を終えたら、次はモーターケースに固定します。
最終的に下記のようにモーターケースに固定しました。
若干電源SWが傾いているように見えますが、こういうデザインだと思って気にしないでください。
■ 最終組み立て
すべての部品がそろったので、組み立てました。
遠目には、かなりいい感じに仕上がったように思います。(前がひどすぎたせいかもしれないです。)
修理前後を比べるとこんな感じです。
修理前のモノは、錆びて汚く、海のにおいまでしていましたし、使用を躊躇するレベルでした。
改造後は、安心して触れます。
今回は、修理前の状態があまり良くなかったこともあり、妥協点も多々ありますが、それなりにうまく仕上がったように思います。
■動作テスト
実際に鉄を削ってみたりもしましたが、ばっちりでした。
少し振動があるようにも思いますが、使用には支障なさそうです。
改造前のおんぼろの状態よりは、各段に振動、音が静かになり、よくなったと思います。
下記は、PWMの動作試験です。
あまりに修理前の状態がひどく、一時はどうなるかと思ったのですが、PWMもいい感じに動作し、使い勝手よく仕上がったと思います。
■ 次回
次回からは、狩猟関係の準備を行おうと思います。
もし、よければまた覗いていただけるとうれしいです。