今回は、簡易人感センサーを組み立てます。
前回モデリングしたケースに、Arduino Pro Micro、HC-SR501を組付けます。
今回は、組み付け手順を記載します。
■ 完成形
最初に組み立て後の姿をお見せします。
単純なものなので、ポイントは、センサー調整用の穴とセンサーの位置をあわせる点くらいです。
■ 部品リスト
組み立てに必要な部品のリストです。
9~11の部品については、12で代替可能です。私は、手持ちがないので自分で制作しました。
あと、この部品以外にケースの追加工に、M2、M3のタップねじと1.5mm、2mm、2.5mm、3mmドリルを使用します。
No. | 部品名称 | 個数 | 説明 |
1 | 人感センサーケース部品 – 目隠し | 1 | HC-SR501の目隠し用の化粧板です |
2 | 人感センサーケース部品 – HC-SR501収納ケース | 1 | HC-SR501を格納する部分です |
3 | 人感センサーケース部品 – Arduino Pro Micro 収納ケース下 | 1 | Arduino Pro Micro 収納ケース下側です |
4 | 人感センサーケース部品 – Arduino Pro Micro 収納ケース上 | 1 | Arduino Pro Micro 収納ケース上側です |
5 | M3 20mm 鍋ネジ | 4 | 2~4までを固定するねじです |
6 | M2 10mm 鍋ネジ | 2 | HC-SR501と1、2を固定するねじです |
7 | Arduino Pro Micro | 1 | Arduino Pro Microです |
8 | HC-SR501 | 1 | HC-SR501です |
9 | ワイヤー(約60mm) | 3 | Arduino Pro MicroとHC-SR501の接続用ワイヤーです(※ 12参照) |
10 | QIコネクタメス | 6 | 9の接続用ワイヤーに取り付ける接続コネクタです(※ 12参照) |
11 | QIコネクタケース | 6 | QIコネクタケースです(※ 12参照) |
12 | ジャンパーワイヤー 両端メス(短いもの) | 3 | 9~10は短いジャンパワイヤーを持っていれば、市販品で代替可能です。(ケース内に収納できれば大丈夫です) 写真は、ケーブル長が長いものですが、参考のために掲載しました。 |
■ 組み立て手順
〇 3Dプリント品の下準備
3Dプリント品にねじ穴を入れていきます。
バリ取り作業等は、各自適度にやっていただければと思います。
まずは、穴の整形をおこないます。穴は開いていますので、整形する感じであけてください。
青:3mmのドリルで穴を貫通させてください
黄:2mmのドリルで穴を貫通させてください
赤:1.5mmのドリルで穴を貫通させてください
緑:2.5mmのドリルで穴をあけてください。貫通させず、刃が底に当たったらやめてください。
次にタップネジでねじを切っていきます。
コツは、ねじを押し込まず、回す感じで入っていきます。
時々逆回転して、削りカスを出しながらねじをきってください。
赤:M2のタップネジでねじをきってください
緑:M3のタップネジでねじをきってください。
下図のようにねじ穴に対してまっすぐに刃が入るようにねじをきってください。
〇 Arduino Pro Microの組付け
Arduino Pro MicroとNo.3、No.4のケースを組み立てます。
〇 HC-SR501の組付け
HC-SR501とNo.1、No.2のケースをくみつけます。
〇 ジャンパーケーブル作成
私は、ちょうどいい長さのジャンパー線がなかったので自作しました。
市販品を使用される方は、読み飛ばしてください。
私はケーブルがばらつくので、ケースでまとめましたが、1本づつで問題ありません。
〇 最終組み立て
最後に全部を組み合わせて完成です
■ 次回
次回は、簡易人感センサーの機能面の説明を行いたいと思います。
またよかったらのぞいていただけると嬉しいです。