RICOH Thetaマウントは一通り出来上がったのですが、夜間の機材監視の際に照明が欲しかったので追加しました。私の職場は24時間営業ではないので、夜中は照明が消えてしまいます。
真っ暗な中で撮影しても何も写らないので、照明を追加しました。
■ 材料
もともと回路上にもファームウェアにも、照明制御用のIFは用意していたので、本体改造はなしです。
IFとして供給可能な電源は5Vです。
今回は、手元にあったUSBに挿入すると点灯するUSB照明をそのまま使います。
リレー等を使用すれば、強力な照明も使用可能ですが、マザーボードサイズの機材の様子が見えればいいだけなので、今回は、スペース優先としました。材料は、下記の通りです。
部品名称 | 補足 |
電線 | 今回は、手元にあった0.5sqの電線を使いました。 少々過剰ですが、折り曲げで切れたりしない、丈夫な線が欲しかったので使いました。 |
QIコネクタ | THETAマウントの照明接続IFは、2ピンのピンヘッダを用意していますので、QIコネクタで接続します。 |
USB TYPE-A基板 | USB TYPE-AをDIPに変換するコネクタです。お安くて、ちょっとした工作に使えるので、常備してあります。今回は、USB LED照明を挿して使用します。 |
USB LED | 手元にあったものです。何かの部品を買った際に、おまけとしてついていました。 結構明るいので、今回使用しました。顕微鏡照明を制作する際に使用したものと同じものです。 |
スリーブ | 電線を保護用です。赤、黒の線がマウントの周りをはうと、ちょっと撮影画像の見栄えが悪いので、黒で保護しておきます。 |
これ以外に照明部分を保護するための簡易なケースを3Dプリントして作成します。
■ 配線
作業風景は撮影していませんが、USB LEDは、USBコネクタよ+5Vの電源供給を受けて発光する仕組みなので、下記のように配線すればOKです。D+/D-の配線は不要です。
電線をUSB TYPE-Aにはんだ付け作業がある程度で、難しいことは何もないです。
以下のような感じで作成します。
根本付近は折り曲げ負荷がかかるので、念のため、熱収縮チューブで補強してありますが、配線図通りに配線しただけです。
■ 照明ケース
基板むき出しで使用すると故障の原因になるので、ケースをかぶせます。
今回は基板が小さいので、ネジで基板固定せず、ケースで照明部を圧着する形式で作成しました。
メンテナンス性は皆無ですが、ねじ止めスペースや強度を気にすることはないのですっきりした感じに仕上がります。
ケースのLED周辺がへこんでいるのは、明るさが足らないときに反射板を取り付けられるように角度をつけてあります。
下記のような感じで基板にカバーをかぶせます。
■ 動作確認
撮影動作を確認してみました。
撮影開始時に照明が点灯し、撮影が終了すると消灯することを確認しました。
気になる明るさも観測対象物だけを照らすのであれば十分かと思います。
取付角度等を気にする必要はあるかとは思いますが、実用範囲内かと考えています。
あとは、実際に使ってみようと思います。
■ まだまだ続きます
今週は、以前作成したRICOH Theta マウントに照明をつけてみました。
夜間自宅から機材の様子を見るときに、機材のLEDしか見えない状態でしたので、少しは改善するかと思います。
来週も、また、何かやろうと思います。
よかったら、またのぞいていただけると嬉しいです。