猟期前準備 2023年 – 道具の準備 その2

ハンティング

前回はくくりわなを用意しましたが、今回は保定具類を用意します。
箱わなでは、まず、わなを破壊してイノシシやシカが飛び出してくることはないです。
一方くくりわなは、獲物の足にワイヤーをひかけているだけですので、獲物はワイヤーが括ってある木等を中心に一定範囲内動くことが可能です。
くくりわなにかかった=半矢(まだ襲ってくることが可能)な状態で、安全な状態ではありません。
銃なしで獲物を捕らえるには、獲物を固定する道具か、居合抜きのような技が必要となります。
後者は非力な初心者の自分には無理な技術ですので、色々な方々の道具や「ハンター養成スクール」で紹介された方法を参考に、できるだけ安全に固定してとらえる手段を自分なりにいくつか用意しておきました。

下記のモノを用意しました。

  • ① 電気槍
    昨年制作したものです。
    くくりわなで使うかどうかはわかりませんが、一応道具として用意しています。
  • ② 鼻括り棒
    こちらは、「鬼嫁と哀れな旦那の夫婦で釣りと狩猟」で奥様用に用意されていた鼻括りがシンプルかつ効率がよさそうなので、真似して制作しました。(鼻括り紹介
    こちらの棒は、足錠用の棒もかねてます。
  • ③ 鉄パイプ
    まあ、銃は持っていないので、唯一の武器で、ターゲットを殴るために用意してます。
  • ④ 止め刺し用槍
    ナイフを棒の先に蝶ネジで固定しただけのものです。
    用途に応じて、ナイフだけを取り外して使うこともできるようにしてあります。
長物

長物に装備する道具類です。

  • ① 電気止め刺し用のバッテリー&インバーター
    車の緊急脱出用もかねていてケースに入っていますが、バッテリーとインバーターです。
  • ② 鼻括り用ワイヤー
    長物で紹介した鼻括り棒に装着するワイヤーです。
    基本的にくくりわなと同じような構造ですが、締め付け防止金具を外してあります。
  • ③ 足錠
    こちらは「ハンター養成スクール」でおすすめされた保定器具。お守りにもってます。
    鼻括り棒に装着して使用します。
    鼻を取った後に使用する分には問題ないのですが、取っていない状態でこれを使うのは結構難しいらしいです。
  • ④ 足止めフック
    写真ではまだ開き気味ですが、何とか狭めました。
    こちらは、また、人まね。
    狩猟採集民族 – Hunter Gatherer」さん考案の「足止めフック」です。
    チョンがけという保定器具が飛び道具になったような道具。すばらしいです。

足錠について補足です。
この道具は元々3mくらいの棒の先につけて使用する道具なのですが、イノシシなどは正面から足錠を装着するのは結構難しいらしです(by ハンター養成スクール講師の方)。鼻を取って固定した後に、補強のために使うのが本来の使い方みたいです。
ですが、世の中には足錠使いの方がおられて、素晴らしいジグを作っておられたので真似をしました。
晴のち山ライフ」さんが制作されていた棒(名前はなんだろう?)のアイデアがなんとも素晴らしい。横っちょから止めるという素晴らしい発想。早速真似させていただきました。

正面装着の図
横装着の図

道具以外に重要な準備があって、わなの設置、保定、止め刺しの技術等、頭と体の準備を行いました。私が思うに、意外に正確な情報を得る機会が難しい感じがします。
自分は正確な知識が欲しくて、県主催の新人向け「ハンター養成スクール」に参加させていただきました。実際に参加させていただくと、Youtubeやネットからでは得られない知識、定石、タブーをインプットすることができました。納得できる論理的な講義だったと思います。
まだまだ実践が伴っていないですが、今期は忠実に習ったことをトレースしてみようと思っています。
毎週末結構忙しい日々となってしまいましたが、有意義な数か月間だったと思います。

次回は、ネタは決まっていないですが、また自身が使えるものを作ってみようと思います。
よかったら、また、のぞいていただけるとありがたいです。

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