予想通りにイノシシが出てこなくなりました。
今年は、1月第一週付近から獣道を通るイノシシの数が激減し、1月8日付近には、週に約3から4頭程度、1月25日には1頭しか通らなくなりました。
隣接する山をいくつか探してみたのですが、少し経過した足跡や気配ばかりで活動しているような雰囲気はありませんでした。試し餌で誘因してもみましたが、まったく手つかずです。
ダメ元でいくつか改良版のわなを仕掛けてみましたが、気配がないので、おそらくダメな感じがします。2月も2週目に入り、猟期も終わりが近づいていますが、今期はこれで終わりになりそうな予感です。
敗北感漂う感じですが、今回は、ちょっと気分転換に、前から気になっているくくり位置の調査してみました。
わなの反応速度がおなじであれば、くくり位置が高い方が捕獲率は高いはずで、違いがあるようであれば、より有利な設置方法を選択するべきだと考えました。
■ くくり位置調査方法
下記の2種類を試してみました。
TYPE1は、標準的な踏板とワイヤーの設置方法です。
ヒンジ位置にスプリングがくるようにワイヤーを設置します。
TYPE2は、アーム位置にワイヤーがくるように設置します。この設置方法を選択されている方もお見掛けしますので、気になっていました。
■ 評価結果
3回評価した結果、下記のようになりました。
評価は、動画のようにわなを発動させ、くくった位置を計測しています。
結果から言えば、TYPE1、TYPE2のどちらも大して差はありませんので、お好みでという感じでしょうか。
回数 | TYPE1 | TYPE2 |
1回目 | 12.60(cm) | 11.38 |
2回目 | 12.01(cm) | 12.31 |
3回目 | 11.49(cm) | 11.21 |
■ 考察
くくり位置の高さですが、踏板を踏んだ瞬間に下記のようになっていました。
踏板が下に落ち切る前に、わなが足に当たって括り始めています。
おそらくは、括る高さはアーム45度となる高さ:約70mm+勢いで120mm前後となるのではないかと思います。実際には踏板の上には土が乗っていますので、その高さ分は位置が低くなることになります。
大体20mm前後の土が乗ることになるので、実際に設置すると100mm前後になるのではないかと思います。
踏板をなるべく早い速度で、底まで踏んでもらえるように負荷調整は行いますが、それでも後+20mmがいいところだと思います。
もし、くくりスピードを変えずに、さらに高い位置でくくりたい場合には、アーム形状を変更するしかないと思います。下記のようなアーム形状にして大型化すると、ばね強度さえあれば、スピードを変えず高い位置でくくることが可能になると思います。
アームもしくは、アーム形状を改良するアタッチメントが安価に作れれば、改善できるのかもしれません。ただ、このような改造をしてしまうと、イノシシホイホイではなく、別モノになってしまう気がしますが…
■ 次回
今回は、場つなぎなネタをぶっこんでしまいました。
次回は、状況をみてネタを入れようと思います。2月末までに帰ってきてくれると嬉しいのですけど…
また、よろしければ、見ていただけると嬉しいです。