いよいよ私の住む地域も冬に突入し、待ちに待った雪が積もりました。
今年は、10月以降に急にイノシシもシカも姿をみかけなくなったこともあり、獣たちの足跡を見つけるために雪が降るのをまっていました。
12月に入ってから雪がチラチラしていたのですが、やっと少し積もったので偵察に出かけました。
まずは、いつもなら色々な動物が歩いている山道をチェックしてみましたが、まったく気配なし。

普段なら画像左側から右側の山に向かってイノシシ、シカ、タヌキ等の足跡があるのですが、まったく形跡なしでした。
続いて、先日シカを捕獲したヒノキ林の獣道を確認しましたが、こちらも気配なし。
オレンジの線が獣道なのですが、足跡がまったくありません。

森の出入り口の斜面(崖)も確認してみましたが、まったく動物が出入りした様子がありませんでした。

箱罠の周りも確認しましたが、こちらも同様です。
僅かに足跡がありましたが、キツネの類しかありませんでした。

自分のテリトリーの水飲み場、餌場(イノシシが好んで食べる草が群生している)を兼ねた獣道の縦貫道を確認してみました。
ここは、自分にとっての最重要ポイントなのですが、積雪すると近づけないのと、無理に近づいて足跡や匂いをのこしたくない場所なので、今回はトイドローンを実戦投入しました。
雪の上の足跡を探すだけなので、かなり上空からでも確認することができました。
雪がなくても、気配を探る場合は、あまり地面に近づかなくてもそこそこ見えます。
川に平行して獣道が走っているのですが、まったく気配なしでした。
さらに付近の山々や獣道も同様にドローンで調査、確認してみましたが、まったく気配なしでした。
さらに山奥の自分が管理する竹林も確認してみました。
竹林の奥にはイノシシの繁殖場があり、12月になるとイノシシが悪さをするのですが、今年は静かなものでした。

ちなみに、箱罠にセットしてある2箇所のトレイルカメラには、キツネしか映っていませんでした。
こんな状況でホントにイノシシが復活してくれるのか心配です。
今年最後のブログは閑散とした猟場の風景をお伝えすることになってしまいました(笑)
■ おまけ:先日のシカの料理
先日はシカは、この季節にしては、脂がのっていましたのでバラ肉を燻製にしてみました。
下図の自作燻製器に炭とチップを入れて、庭先で4時間かけて燻製しました。
制作途中にものすごく美味しそうな匂いが立ち込め、食べる前からたまらない状況になりました。
(近所迷惑だったかも…)

30分程モクモクしたところ、こんな感じでした。

2時間後、こんなかんじになりました。

既においしそうな色と匂いでしたし、この時点で食べても美味しい燻製だったとおもいます。
ですが、ぐっと我慢して、ここからさらに2時間粘った結果…

炭になりました(笑)
物凄く縮んでしまい、色も何やら真っ黒で炭化して失敗?かとおもいきや、そうではなく肉の水気が抜けて、色はよくスモークされた結果のようでした。
見た目にからは想像できないですが、香りがよくて食べると無茶苦茶おいしくて止まらなかったです。バラ肉といっても、あばら骨付近からハラミ部分まであり、触感、味が変化しておいしいです。
お酒のつまみに最高です。
翌日、燻製を寝かした後でパスタを作って食べましたが、こちらも最高でした。
これだけおいしいと、イノシシベーコンにも挑戦してみたいです。
ちなみに、燻製にしたバラ肉は半頭分しかありません。
これは、私が、実家に肉税を収める義務があるためです。
親、兄弟ともイノシシ、シカが大好きなので、常にお肉は半分持っていかれます。
いわゆる5公5民です。
今年一年ありがとうございました。
皆様もよいお年をお迎えください。
