わなの見回り 箱罠 くくり罠 箱わなセンサー投入 (2025/01/04)

ハンティング

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年末からの狩猟、工作ともいろいろとやらかしていますが、見回りだけは年末/年始のお休み中もおこなっていました。

〇 扉を開けられた箱わな

先日イノシシに逃げられた箱罠ですが、イノシシなのか鳥なのか判断がつかないのですが、蹴り糸を避けて餌を食べ続けられています。
蹴り糸を高く設定すると蹴り糸下まで餌を食べますし、蹴り糸を低く設定すると蹴り糸を超えて上から餌を食べます。さらに低く枯れ葉の下に設定すると蹴り糸直前まで食べていました。
完全に見切られています。
枯れ葉を敷いているのは、警戒心を解くためと4本脚の動物が通れば通り道の枯れ葉がなくなるので気配を察知することができるからです。
下記は、年末の箱罠の様子ですが、中央に通り道ができていました。

1月2日撮影時には、鳥なのか4本脚なのか見分けがつかないですが、蹴り糸の手前まではきれいになくなっています。

トレイルカメラを設置すれば獲物の確認ができると思うのですが、敏感なイノシシだと感知してしまうこともあるので、この箱罠に関しては設置しないでいます。

ただ、今のまま餌を入れ続けても、餌の食い逃げをされるだけなので1月2日に開発中の箱わなセンサーを試験をかねて投入しました。
遠隔管理/給電装置等の装備もありますが、今回はセンサー部のみ投入しました。
当日のお山の天候は寒波来襲で大荒れとなりそうな最悪条件でかつ、冷たい大雨の中でしたが、絶好の機会を逃したくなかったので設置作業を行いました。
ちなみに、蹴り糸は雰囲気を変えると警戒する可能性があるので、少し奥に設置しなおしてあります。
古いタイプの箱罠ですが、問題なく設置できました。

以前制作した蹴り糸調整リールも投入しました。
使い勝手はよく、短時間でワイヤーをピンと張ることができました。良好です。
ただ、少々箱罠センサー側のワイヤーが長すぎてZ状の配線になってしまいました。

設置風景等は別記事で紹介しようとおもいます。ここではテスト風景のみ共有させていただきます。
センサーの設置作業自体は約7分程度で完了し、設置後に動作テストを行いました。
この後、箱わなの状況が知りたいので、2日ほど検知のみ行い様子を見ることにしました。

本日、検知結果の確認を行ったのですが、異様に寒かったせいか1月3日の夕方あたりでセンサーが停止していました。原因は、これから解析ですが低温対策が必要かもしれません。(試験設備は持っていないので、冷凍庫で動作テストを行うかなぁ…)
検知履歴を見ると、1月3日の昼に体高:約15cmの鳥と思われる動物が何度か来ていました。
このセンサーには、このような事態に備えて、鳥等に反応しない設定を用意してあります。
本日も寒いので正常動作しないかもしれませんが、これらの機能等を有効化して仕掛けておきました。
異常発生時には動作しないだけなので、たとえ正常動作しなくてもOKという感じです。
その他、昨年、色々と苦しんだ点をカバーできるような機能も盛り込んでいますが、それらについても、状況に応じて順次投入試験してみるつもりです。ホントに箱罠は、超ムズイです。

〇 メインの箱わな

こちらも1頭寄ってきてはいますが、中までは入ってきていません。
賢い個体で、なかなか、うまく誘引できないでいますが粘り強く誘引中です。
餌は一旦掻き出し、入口付近だけに餌をまきなおしました。

〇 くくり罠たち

くくり罠の方は、ありがたいことに新たな個体が来たようです。
最近は、警戒心の強い個体ともう一頭小型の個体が来ています。
賢いやつを狙うのは、くくり罠では避けるしかないのですが、別個体が来たとなると話は変わります。現状の罠ものこしておいても有効かもしれません。

ですが、本日、見回りしたところ、2箇所のくくり罠がこんな感じになってました。

前の空はじきとは状況が違い、踏板のアームが閉じたままでした。
アームには土がべったりと張り付いており、明らかに動きを止めています。
もう一か所の空はじきした罠も同様でした。
この仕掛けた場所は、粘土質でかつ水分の多い場所です。
恐らくですが、踏板は粘土が溶けて固着したか、凍結したのではないかと想像します。
久々に小林式に反応があったのはよかったですが、この罠のタイプと、この場所は冬には不向きですかねぇ…




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