最近めっきりとイノシシの気配がなく、少々困っています。
捕獲できなくてさみしいということもありますが、センサー設計の実験体が欲しいということの方が大きいです。
ということで、わずかに反応のある場所からトレイルカメラのある場所まで強引にイノシシを誘引してみました。
努力の甲斐もあり、なんとか久々にカメラで姿を捉えました。
間違えていなければ、誘引した個体は警戒心が強く、くくり罠を掘り当てる名人のはずです。
絶対に罠にかからない個体というやつでしょうか。
恐らく箱罠の中には入らないとおもいますが、色々とデータは取れるかと思い誘引してみました。
おかげで、今回、かなり興味深い反応をとることができました。
(画像の日付は設定ミスです。5月に設定したつもりが1月だった模様です。)
まずは入場シーンから。
この時点では箱罠を警戒しつつ、カメラ前に撒いた撒き餌を食べています。
この時点では特に変わった様子はありません。問題は、この次です。
箱罠センサーは、イノシシが認識不可能な波長の光を使用しています。
画像を見る限りですと、イノシシは、光に反応しては後ろへ下がったように見えます。
ですが、その後の様子を見ると、匂いを頼りに警戒はしているものの、光った場所が分かっている訳ではなさそうです。
その後も、箱罠周辺を警戒しつつ撒き餌を漁っていますが、その間、何度なく不可視光は照射されています。ですが、イノシシは光には反応していません。
この様子からすると、光ではなく、別の何かを警戒しているようにも見えます。
実に興味深い反応です。
継続的に立ち寄ってもらえるようであれば、何に警戒しているのか突き詰めてみようと考えています。
でも、このイノシシ、おっぱいがあるような気が…
出産が近いとしばらく姿を見せてくれなくなるかもしれません。
〇 おまけ
タヌキは、罠にかからないのでやりたい放題です。
そして、ここにも猫がきちゃいました。
人里から離れた山の中なのですが、どこからやってくるのか不思議です。
この後、ずっとカメラとにらめっこしていました。