前回、動作不良でイノシシを取り逃がした箱わなですが、本日は絶対に入っているはずなので、雨が止んだところでワクワクしながら、真っ先に様子を見に行きました。
〇 前回 動作不良を起こした箱わな
狙い通りに、しっかりと扉は閉まっていました。現場の様子から捕獲はできていたはずです。
ですが、肝心なイノシシがいません。
蹴り糸は切れており、イノシシが暴れまわり落ち葉を掃除した跡もあります。
足跡も無数にありましたので、明らかに捕獲できていたはずです。
扉にもロックがかかっていました。
まるでマジシャンのようにイノシシが消えました。
くやしさに耐えながら、しばらく実況見分をしていたところ、ようやくイノシシの逃走経路を特定できました。
この箱わなは、両扉というタイプで、入口が前方と後方の2箇所にあります。
写真正面側の扉には、ちゃんとロックがついていますが、後ろ側の扉のロックはなく番線で縛ってありました。ですが、後方の扉を確認すると番線なくなっていました。
成獣のイノシシであれば、扉を鼻で押し上げることが可能な状態です。
この箱わなは、先輩から引き継いだ古い箱わなですが、番線の巻き方と強度が怪しかったので、直そうと思っていた矢先でした。おそらく捕獲されて暴れているうちに切れたのだとおもいます。
残念ですが、狙っていたイノシシは、もう箱わなでは、2度と捉えられないとおもいます。
メインの箱わな以外は古い箱わなですので、総点検、リフォームが必要です。
休日中にでも古い箱わな達を回収し、点検/リフォームを行おうとおもいます。
取り逃がしたイノシシは、気配があれば、くくりわなで捕獲しようとおもいます。
繰り返し、故障で取り逃がすとはついてません。
〇 メインの箱わな
久々に、箱わなの中に獲物が入場してきました。コンパネも嘗め回していました。
足跡からするとイノシシ単体のようですが、若い個体のようで警戒心がないです。
もしかすると、取り逃がしたイノシシと同一個体かもしれません。
もし、取り逃がしたイノシシが寄ってきているのであれば、2度と入ることはないとおもいますが、ダメ元でセットしました。
〇 くくり罠
現在4カ所設置していますが、そのうち2箇所で空はじきが発生していました。
今年に入って、空はじきしたのは、これが初めてです。
捕えられないことは何度かあったものの、わなを切られたり、足や毛皮といった落とし物がありました。今回は、何の形跡もありません。
下記は、小林式で設置したわなの様子ですが、動作自体には問題なさそうでした。
空はじきは完璧には防げないとはいえ、今回のわなの様子は、すこし変でした。
両方とも、踏板が穴の奥まで踏み抜かれていましたので、負荷は適正だったとおもいます。
ワイヤーの動作速度もイノシシの反応速度以上のもので、足を途中で引っ込めても捕らえられます。
この状況で捕らえられないのは、獲物がわなを走り抜けた場合だとおもいますが、小林式で獲物がわなの上を走り抜ける状況は考えにくいです。
とりあえず、空はじきしたわなは、一旦セットしなおしておきました。
経験不足の私には、難しい謎解きが続きそうです。
箱わなも、くくりわなも苦戦中な上、さらにやらないといけないことがいっぱいです。
時間がほしい~。