わなの見回り 猟期到来(2025/11/04)

わな見回り日記

最近は、箱罠は餌だけは撒いていますが、開店休業です。
トリガーも仕掛けておらず、箱罠センサーも回収して内部の状態を検証中です。
最近は、箱罠センサーの検証作業と次のくくり罠用のセンサー設計とサラリーマンで忙しくしてます。
ちなみに、箱罠センサーは、ケースに水が浸入した気配もなく、壊れた部品等はないのですが、空気中の湿気が最大の敵のようです。
土砂降りが続いたり、大雪だと、湿度100%付近の日々が続きますが、このような状況だと、たまにロータリーエンコーダー(くるくる回すノブ)が誤動作を起こします。
もし、何か良い方法を知っておられたら、教えてほしいなぁ~と思う今日この頃です。
まあ、こちらの方は、苦しんでいるとはいえ、ライフワークとして楽しんでいる毎日です。
最悪は、乾燥剤でも入れておきます。

肝心の狩猟のほうですが、箱罠は完全に雰囲気が変わりました。
餌がなくなる冬までは、ちょっと餌付けしても入らないんじゃないかという雰囲気が続いています。
でも、見回り中には相変わらずイノシシやシカをお見掛けします。

最近は、シカも訪れるようになってきました。ですが、入る雰囲気ではないです。
シカもイノシシも箱罠の周りの草をよく食べています。
ちなみに、カメラの後ろ(映っていない方側)の草は丸裸にされ、ボコボコになってます。
肝心のイノシシは、1頭になっちゃいました。

箱罠の後ろを通って、山に帰っています。
もはや警戒心MAXで、箱罠に見向きもしなくなってきました。

こういう状態なので、箱罠での捕獲は雪が降るまでは無理だとおもいます。
相当魅力的な餌があればよいのですが、今年はドングリが豊富にあり、ミミズなども今だにいるので、なかなかこれに勝てる餌はないです。

そうこうしているうちに、猟期がやってきました。
猟期になれば、私の場合、場所の制約がなくなります。
ということで、早速、前から狙っていたヒノキ林へくくりわなを設置しました。

ポイントとしては、いいサイズのイノシシとシカが歩いている獣道です。
山の横方向に獣道が伸びており、頻繁に使用されています。
1本は、山から下りる道。山へ帰る道として使用しています。
しかも、落ち葉は少なめとはいえ、ヒノキ林なので罠の匂いも消してくれる好条件。
さらに雨も降っているというおまけつき。
6m程、崖を登らないといけないので少々大変ですが、諦めるにはちょっと惜しいポイントです。
イノシシが崖を下る時に足をそろえるポイントと、山へ帰る際に必ず足を置くポイントの2箇所にセットしました。

こちらが、崖を降りるポイントです。
写真だと奥も平らに見えますが、青丸より奥は崖になっており、獲物は必ず足をそろえます。


こちらが山へ帰る道。
ここは絶対に青丸の位置にイノシシが足を置きます(説明しがたいですが)。
ここは、期待度が高いので、念入りにイノシシの足跡も罠の上に書いておきました。

そして、翌日…

狙い的中でしたが、空はじきして、絶好のポイントを失っちゃいました。
足跡のサイズは良いサイズでしたし、ワイヤーの高さ、作動速度も十分にあったはずですが残念です。
ワイヤーが、まったく足を捕らえられなかった感じに見えます。
今回、粘土対策の試行で農業用マルチを使用してみたのですが、ワイヤーが巻き込んでました…失敗の一要因かもしれません。まずは、巻き込まないように使わないとだめですね…

今週は、サラリーマン業が忙しく週末も仕事なので、残念ですが罠をロックしておきました。
ちなみに、私は、獣道を狙うくくり罠をロックする場合、こんな感じでやってます。

原始的ですが、獣道の真ん中に長めの木を何本かおいておきます。
小林式をロックする場合は、罠の上に瓦を置いています。
獣道や罠を触らないでロックできるのが一番でしょうけど、今は手段がないので、致し方なしです。(今期中に何とかしたいですが…設計時間が欲しいです)
本当は、ロック等しないで毎日稼働させておくほうが効率は良いですが、サラリーマンで食事代を稼がないと飢え死にしちゃうので、致し方なしです。

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