狩猟期間が終わったので、イノシシの本格シーズンに向けて色々と準備中ですが、今週はトレイルカメラの修理をおこないました。
猟期終了とともに、罠とトレイルカメラを撤去したのですが、3台のトレイルカメラが故障していました。
昨年末から寒い日が丸々2か月続いたことに加え、積雪もかなりあったので仕方ないです。
ですが、このままですと、箱罠の監視に支障が出るので、箱罠の本格稼働前に整備することにしました。
全台とも下記のような症状が発生しており、撮影できない状況でした。
- レンズの曇り
- 電源が入らない
- 撮影モードに切り替わらない
- SDカードが読めない
故障は、寒さや雨・雪による結露や湿気に起因しています。
ケースの密閉不足による水の侵入ではありません。
今まで経験した故障は、光学系とスイッチ等の可動部に集中しています。
レンズ、CMOSセンサーは、表面に湿気が結露して曇ります。
スイッチ類、SDカードなどは、接点が湿気により錆びます。
一見すると難しそうですが、屋外設置の機材(特にカメラ)ではよくあることで、対処方法を知っていればDIYで対応できます。多少時間はかかりますが、後遺症もなく元通りになります。
〇 レンズの曇り解消方法
レンズの曇り抜きは、下記のように密閉可能な袋やケースに強力乾燥剤とともにレンズや故障した機材を入れて、数日~1週間程放置します。
レンズ表面やCMOSセンサー表面にカビなど生えていなければ、これだけで曇りが抜けます。

カビが生えていた場合は、レンズをばらしてレンズ掃除用の紙等で掃除するしかないですが、今までそこまでしなければならなかったことは一度もありません。1週間もおいておけば、くもりは解消します。トレイルカメラ以外でも、顕微鏡レンズやカメラにも応用できます。
以前、ジャンク品の実体顕微鏡のレンズ修理に使用した手ですが、ひどい結露でも解消します。
〇 電源が入らない/撮影できない時の修理方法
まずは、本体以外に電池や電池ケースの故障もあり得るので、テスター等で電圧を計測します。
ケースや電池単体で電圧が出ていない場合は、ケースまたは、電池に問題があります。
ケースの接点が錆びたり、電池が壊れることもあるので電源が入らない場合は、まずはここをチェックします。接点の錆はやすり等で削りとればよいとおもいます。電池は交換してしまうのがよいとおもいます。

電池やケースが正常な場合は、スライドスイッチをチェックします。
下記のようにバラさなくても外部からスイッチが見えるタイプ(オレンジ部)のカメラは、そこに、直接「接点復活材」をかけてガチャガチャとスライドし、接点を磨くと復活します。

直接スライドスイッチにアクセスできない場合は、ケースを固定しているネジを外して、スライドスイッチにアクセスできるところまでバラします。
基板を外す際には、基板の固定ネジを以外は外さないように気を付けてください。大概、基板固定用のネジは外部から観察すると分かりますし、わかるように印がついています。
私のカメラの場合は、基板上に白い丸印がついていました。

基板を取り出すと、容易にスライドスイッチにアクセスできるので、ここに直接接点復活材を塗り、ガチャガチャとスイッチを動かしてやれば復活します。
LCDのフレキもあるので、間違って切らないように気を付けてください。切ってしまうと二度と復活しません。

ちなみに、接点復活剤は、手元にあったKUREの接点復活スプレーを使用しました。

〇 SDカードの読み込みエラー
不要なSDカードを用意します。
用意したSDカードの接点に接点復活剤を吹きかけ、そのSDカードをトレイルカメラのカードスロットで抜き差して掃除するだけです。
〇 これでも直らない時
修理が趣味であれば、トレイルカメラで使用されているセンサーは汎用品が多いですし、システム(回路)も基板も結構単純なので、すこし知識と道具があれば修理可能だとおもいます。
時間に余裕があり、基板修理が好きな方であれば修理してみるのも楽しいとおもいます。
ですが、そんな時間も趣味もない方は、イノシシ、シカを1頭捕獲して、報奨金でカメラを買った方がよいとおもいます。
〇 修理結果
修理結果は、無事3台とも復活しました。
明日、箱罠とタケノコシーズンとなってきましたので竹林に仕掛けておこうとおもいます。
竹林には、イノシシが復活してきていますが、まだまだ数は少ない気がします。
イノシシは早く復活してほしいものです。

修理した中の一台は、筐体を固定するネジ穴が構造的に水が浸入しそうでしたので、TPU(3Dプリンタの柔らか素材)で目隠しを作り、予防措置を打っておきました。

まだまだ、トレイルカメラ以外にも準備が必要ですが、タケノコシーズンとなるので、暫くはタケノコ掘りで忙しくなりそうです。
