わなの見回り くくり罠は空はじき 箱罠は嫌な動物来襲 (2025/01/25)

ハンティング

以前に設置していた罠が2週間ほど経過したので、移設を行いました。
私は、大体2週間を目安に移設を行っています。
2週間反応がない場合は、獲物に見抜かれたか、通っていないかのいずれかだとおもいます。
また、私の狩場は、くくり罠を2週間も土に埋めておくと、まず、まともに動作しなくなるからです。
一つめの移設場所は、ここ1週間ほど山からイノシシが出てきている道に仕掛けました。
ここは土が湿っていて重く、この時期にノーマルな笠松式の罠ですとまずまともに動かない場所なので、スプリングでアームを持ち上げるタイプの罠を仕掛けました。

赤い線が獣道となっていて、丁度交差点となるところに仕掛けました。
土が粘っていて、きれいに罠を隠せず、少々違和感のある感じに仕上がってしまいました。
粘土が湿るとどんなに土を細かくかけようとしても、団子になってしまうのですよねぇ。
ここは、罠が湿った土の重さに耐えられるかがカギとなりそうです。

もう一か所は、倒木に仕掛けました。
少し前にテスト誘引したところ、倒木の上の餌を食べていたので仕掛けてみました。
根付(わなを括る木)も倒木にしてあります。ワイヤーはすべて倒木の下に隠してあります。
この場所は、私の狩場ではめずらしくフカフカの土なので、凍結したり、動作不良を起こすことはなさそうな場所です。
倒木の反対側にも仕掛けようかとも思ったのですが、足跡は、罠を仕掛けた位置で停止しており、向こう側へジャンプしているような感じでしたので、今回は一か所に絞りました。
ヒノキ林なので、匂いで罠ばれしにくい場所でもあります。

この辺りも出没回数が減ったのでなかなか厳しいところではありますが、通ってくれることを祈ってます。ここは、1週間でダメなら、恐らくダメですねぇ…

そして、以前積雪時にチェックした獣道に仕掛けたくくり罠ですが、残念ながら空はじきしていました。

走り抜けられたり、アームを踏まれたのであれば致し方なしですが、昨年12月から続いている空はじきと同じ状況に見えます。
今になって気づいたのですが、空はじきは昨年12月から急に発生し始め、現在に至っています。(これですでに6回目)
丁度、お山が寒くなり悪天候が続いた時期と重なっていることに気づきました。

仮説ですが、今期自分が仕掛けたエリアは粘土質で、雨や雪が降ると土が水分を含み重く粘ります。
イノシシ猟は、ワイヤーが閉じるスピードが命なのですが、粘る土で罠の動作速度が遅くなったり、動作不良を起こしているのではないかと考えます。
昨年の猟期前半は、ワイヤーの動作スピードが遅いのが問題でしたが、今年は、踏板が動作スピード低下をひきおこしている気がしてきました。
昨年、ワイヤーの動作スピードを改善後、有害駆除時期(暖かい時期)に仕掛けたわなは、空はじきはゼロでした。
スピードを上げるために割り切った部分が影響しているのかもしれません。
恐らく、このままでは2月も不猟ですね…緊急に暫定策であっても改善が必要です。
ちがうタイプの罠も試用してみようかな…

とりあえず、空はじきした場所は元に戻しておきましたが、ばれたので同じ個体はダメですね…
別個体が来ることを願うのみです。

サラサラの土であるなら、天候が悪くても楽なのでしょうが粘土は厳しいですねぇ…

そして久々のメインの箱罠。
ここは、先週はイノシシの足跡が箱罠の扉前までありました。
それと、正体不明の小さな蹄の跡もありました。
カメラを仕掛けたのは、イノシシの確認と、この正体不明の動物を探るためです。

ですが、今週寄ってきていたのは、いつものお呼びでない方々でした。
タヌキは蹄ではないので、正体不明の動物ではありません。

しかし、タヌキも中にはいらないようでは、イノシシなんて入らないなぁ…
まだ、入り口にしか餌をまいていないからかもしれませんが、嘘でも、もうちょい慰めてほしかったです。
今期は反省点ばかりですねぇ…少しはいいことあってほしいです。
そういえば、今年私は厄年でした。お祓いに行ってきます。

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